入札案件
国税局の入札物件に対しての相談である。その物件の取得に関心あるものの、入札による取得には少々不安な点があることで相談を受けることになった。調べたところ、提示価格は相当の格安であるが、そのわけは、入札物件を利用し占有している第三者が存在していること、その第三者に対しての取得後の交渉がやっかいなことなどを説明した。これらに関してのすべての裁量は新所有者に任されていて、取得後の処置としては、①その占有者と交渉して、なんらかの賃料を設定するか、②立退きに関して交渉するか、という課題のあることを説明した。そして、それらの手続きには相当の期間(1年程度は)が必要なことも説明した。
